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のっぺ

のっぺい
これ、こないだ滋賀県の長浜で食べた『のっぺいうどん』や。
あんかけの出汁に、特徴は大きな椎茸が乗ってる。
美味かった(^_^)

京都では『のっぺ(うどん)』っていう。
長浜で食べたのとは具の種類が若干ちがう。

あたしが初めて『のっぺ』に遭遇したのは、子供の頃。
母親におうどん屋さんに連れてってもろてん。
(あたしが子供の頃は、京都ではみんな『うどん屋』のことを『おうどん屋さん』って呼んでた。)
お品書きをみてたら、なんやらオモロイ名前のがある。

『のっぺ』

おもわず噴出してしもた。
「なんやこれ???」
しかも、『うどん』とも『そば』とも書いてない。。。
母親に聞くと・・・
「のっぺはのっぺやん( ̄^ ̄)/」
「ふぅ~ん。。。」

母親は衣笠うどんを注文し、弟はたぬきうどん。
あたしは・・・その名前に惹かれて、
「ボク、のっぺ(^_^)/」
どんなん出てくるか、オモロそうやん。
母親は
「そんなわけ分からんのんやめときよし(-。-)」
・・・って、やっぱり、おかぁちゃん、知らんかったんやな。。。(;一_一)
信州には『のっぺ』ってなかったんかな。。。
(うちの母親は信州育ち)

「のっぺにする!」

『のっぺ』が来た。
あんかけ出汁。
鉢一面に大きな板麩と薄く大きく切った蒲鉾がベロ~ンと乗ってた。
他になにが乗ってたか忘れた。
板麩と薄蒲鉾のインパクトは大きかった。
「わぁ~い!」

こ、こ、これが・・・『のっぺ』なんやぁ。。。( ̄^ ̄)カンムリョウ
そういえば、見た目は『のっぺ~~~』って感じや。
なんと緊張感のない食いモンなんやぁ~。。。

あたしは、その時『のっぺ』のファンになってしもた。

調べてみると、
『のっぺ』はもともと『のっぺい』で、日本各地に分布する郷土料理で、地方によって違いはあるものの、たいがい具だくさんの汁物なんやて。
あまった野菜屑を使って調理したのがルーツとも。
京都の『のっぺうどん』については、『しっぽく(うどん)』をあんかけにしたのを、そう呼んだんやそうな。
そういえば、京都の『しっぽく』って野菜屑は入ってないものの、いろとりどりの具が入ってるもんな。
(『しっぽく』は長崎の『卓袱料理』からきた言葉)

『のっぺ』
あ~~~・・・ええ響きの言葉や。
( ● ^ o ^ ● )コンナカンジ

テーマ : ご当地グルメ - ジャンル : グルメ