澄んだ音

昨日、友人を見送ってきた。
告別式・・・悲しい。。。
これから、まだまだ大活躍するはずやったミュージシャン。
素晴らしいフラット・マンドリン・プレイヤー。
残念でならへん。。。
彼が奏でる音はホンマにキレイや。
それは、キレイなメロディを弾く・・・っちゅう意味ではなくて、音色のこと。
スロー・テンポの曲であっても、超速弾きのフレーズであっても、
変わりなく、
ひとつひとつの音がクリヤーに響く。
プロやし・・・といえども、
そんな音を出せる数少ないミュージシャンの一人やったと思う。
それは、音を本当に丁寧に扱ってるからに違いない。
以前に、彼の奥様から聞いたことがある。
「この人、家ではいつもスケールばっかり練習してるねんよ。ずっとおんなじ音の繰り返し。。。たまには、『普通の曲も弾いてよぉ!』って言いたなるわ(笑)」
彼は天才やったのかもしれん・・・けど、いっぱい努力してたん。
それが、あの音。
彼の音楽や。
告別式の会場でも流れてた彼の音楽。
やっぱり・・・キレイな澄んだ音やった。。。
もう今頃は、
先に行ってるミュージシャン達とブルーグラスのジャム・セッションしてるんかな。
安らかに