ソング・ブック

これ、こないだハワイで買おてきた本。
けっこう分厚くて重いのん。
ソング・ブックや。
向かって左側のんは、『The Queen's Songbook』。
リリウオカラニ女王の作品集。
右側のんは、『Songbird of Hawai`i / Lena Machado』。
レナ・マシャードさんのん。
どちらも、歌の歌詞と楽譜と解説文がついてる。
(日本のハワイアン・ミュージック界では、いわゆる歌詞カードを楽譜と呼ぶこともあるけど、ここでは五線譜(メロディー譜)を楽譜と呼ぶことにする。)


楽曲についての解説もお値打ちやけど、楽譜が付いてるので買おてん。
んで、
もしこの楽譜のメロディーが、作者のオリジナルに忠実に再現されてたら、なお嬉しい。
あたしは基本的に、音楽の本質は書かれた楽譜ではなく、奏でられる音である、と勝手に思ってる(^-^)/
でも、ひとつの記録方法である楽譜も大切で便利なツールやと思うわ。
特に、まだ録音技術が発達してへんかった時代には、楽譜は、口述伝承に並んで、楽曲の保存や伝達に大きな役割を果たしてたわけや。
今でも、新しい楽曲がリリースされるとき、『新譜』等の言葉が使われるのは、その名残りなんやろな。
現代では、一般的に楽曲を保存したり覚えたりする時には、楽譜よりも、ダイレクトに音源を使うことが多くなってる。
口述伝承みたいな感じかもしれんな。
あたしは、それもええと思うな(^-^)/♪
でも、元々、作者が楽譜に書いたものやったら、出来るだけその楽譜も読んでみたい。
なぜなら、そこには作者自身の細かいこだわりや想いが表現されているから。
時代を経て、演奏家が演奏した音源には、往々にして、アレンジが施されてることがある。
メロディー・ラインが変わっているものも多々ある。
それでも、それがステキなアレンジやったらええ(^-^)
ただ、あたしは、そのアレンジの元になったものも知りたい。
もしかしたら作者は、五線譜を前に、
「ここは、『四分音符+四分音符(タンタン)』にしようか、『付点四分音符+八分音符(タァンタ)』にしようか。。。」
などと、ものすご悩んだかも知れへん。
そんなことも楽譜の中には織り込まれてるんや。
もし、アレンジをするなら、それを知った上で作者へのリスペクトを込めてアレンジをしたいな、あたしは。
もちろん、楽譜によって作られたものではない楽曲もたくさんある。
もしかしたら、ハワイ音楽では、そっちの方が多いかもしれんけどな^_−☆
あくまでも、
これはあたしの個人的な想いやし^_−☆
音楽の楽しみ方はいろいろやんな(≧∇≦)
音楽はええ(⌒▽⌒)