この時期になると。。。

in Austin, Texas. 1980
3月、暦の上では春や♪
でも、京都は朝から雪が降ってた。
(実際には昨日の夜からやけど。)
『なごり雪』っちゅう歌、ふっと頭に浮かんだ。
伊勢正三さん作詞作曲の名曲。
おいらが高校生の頃にリリースされた『かぐや姫』のレコード『三階建の詩』に収録されてた。
そうや・・・いわゆるレコードや。
CDはまだなかった。
その当時、おいらはアメリカのフォークソングに傾倒してたんやけど、このレコードは買おた。
イルカさんのカバー・シングルも買おた。
高校時代の淡いあわ~~~い恋の思い出の曲やねん。
それとともに・・・
イタ~~~い失敗の思い出もある曲やねん。
イタい失敗の話(^^)/
もう36年前になる。
ちょっとしたきっかけで、アメリカのニューオリンズっちゅう町のそこそこ大きなライブ・バーで演奏させてもろてん。
ギター1本での弾き語りステージやった。
「Cowboy-singer from Japan!」
などと大仰に紹介されてステージに上がった。
カントリー・ソングを何曲か歌った。
めっちゃウケた。
お客さん、ノリノリで拍手喝采やった。
そんな中、だれかが、
「Japanese song, please!」
って声をかけてくれたん。
んで、
自信に満ちて、大好きな『なごり雪』を歌い始めたん。
空気が変わった。。。
シーン。。。
このステキな日本の歌に、みんなが聴き入っているのか・・・と思いきや。。。
それは大きな間違いやった。
歌いながら、会場の熱気が急速に冷めていくのが分かった。
お客さん達の目が点になり・・・
それから表情豊かなはずの彼らの顏が能面のようになり・・・
明らかにステージへの集中力を失ってザワつきはじめ・・・
ついには、無言で首を横に振り・・・
さらに親指を下に向けて、ブーイング。。。
やってもた(^_^;)
でも、途中で歌をやめることはでけんかった。
最後まで歌った。
心の中は半泣きで。
この手のメロディは彼らには合わなかったんやろな。
再度カントリー・ソングを歌うと、お客さん達は戻ってきてくれはった(*^▽^*)
「よっしゃ!そうこなくっちゃ!」
って表情で。
・・・て、
こんなことつらつら書いてて、ふっと思い出した。
そういえば、以前にもこんなこと書いてへんかったかいなぁ?
・・・・あ。。。
2年前にも同じく『なごり雪』のこと書いてるわ(^_^;)
http://slackintime.blog23.fc2.com/blog-entry-2039.html
毎年この季節・・・春先の雪を見るたびに、思い出し続けるんやろな、たぶん(;一_一)
自分への戒めやな。
『過ちは好むところにあり』