歌言葉の表現

昨日のライブのお客さんの中に、あるカントリー・ミュージックの大御所歌手さんがいてはってん。
日本のカントリー・ミュージックの草分け的な方で、今も現役シンガーとして活躍してはる。
実は、あたしも昔からよう存じ上げてる方や。
ステージの合間にいろいろとお話をさせていただいた。
とっても穏やかな方で、ニコニコと笑顔でしゃべらはる。
戦後すぐからバンド活動をしてはって、最初は主に米軍施設で演奏してはったんやて。
その頃の話を聞かせてもろた。
その中で、歌の言葉の話がとくに興味深かった。
アメリカの兵隊さん達は、歌の発音にものすご厳しかったそうな。
それも、必ずしもきれいな英語発音が求められたわけやないねんて。
歌としての発音が求められたんやそうな。
たとえば、テキサスの歌はテキサスの発音でないと認められへんねんて。
そうでないとテキサスの歌は表現できん、っちゅうこっちゃ。
なるほど!
そらそうやな(^_^)
歌手っちゅからには、歌の発音も音楽表現として大事にせぇ!
・・・ちゅうことやんな。
他にも、
「今みたいにインターネットもなくレコード盤さえ思うように手にはいらへん時代、歌を覚えるのは米軍向けラジオ番組が頼りで、ものすごい集中力で聴きまくった。」
とか、
「米軍の評価は厳しくて、へたくそな演奏をするバンドは即クビになった。」
とか、
その当時の苦労談もたくさん聞かせていただいた。
それも、なんとも優しい穏やかな語り口で。
うむ~~・・・やはり、大御所、草分けと呼ばれる人はスゴイな( ̄^ ̄)
勉強になりましたぁ~(●^o^●)
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