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スベリモノ

スベリモノ スベリモノ


あたしらの仲間内では、スチール・ギターみたいな、スライド奏法で弾く楽器のことを「スベリモノ」って呼んだりする。

スライド奏法とは、通常のギター奏法みたいに指先で指板上の弦を押さえて音階を形成するのではなく、スライド・バー(あるいはボトル・ネック)なるモノで弦を押さえて音階を形成する演奏法や。
それは、ハワイ音楽をはじめ、ブルーズやカントリー音楽、それからインド音楽などで特徴的に奏される。

ハワイ音楽史においては、1885年にオアフ島のジョセフ・ケククという少年(当時11歳、他説あり)が発明した(発見した)奏法である、という説がある。
ジョセフ君が線路で拾った犬釘(レールと枕木を止める釘)で弦をこすってみたのが始まりなんやそうな。
あるいは、某スラッキー・ギタリストが自分のクシで弦をこすったのが始まり、なんて他説も語られる。
ともあれ、ハワイ音楽史の中では比較的新しい奏法やな。
(ちなみに、スラッキー・ギターのルーツは1830年代と言われてる。)

また、
「後にこの奏法が海を渡ってアメリカ大陸へ渡り、ブルーズ・ギターに取り入れられた。」
とか、
「アメリカ南部では、ブルーズ・マンがナイフで弦をこすったのがルーツ。」
「ケンカで割れたウイスキー瓶の口(ボトル・ネック)を滑らせたのがボトル・ネック奏法の始まりだ。」
とか・・・
この奏法にはハワイ以外にもいろんなエピソードがあっておもしろい♪
調べてみると、ギター以外の楽器で、これに似たような奏法は世界いたるところにあったりする。
もちろん日本にも古くからあった(^_-)-☆

さて・・・
写真はあたし愛用のスライド奏法用ギター(スチール・ギター)とスライド・バー達。
ギターはアコースティックで、スクエア・ネック(角ネック)仕様。
メーカー、製作年代不明。。。
某氏によると
「メーカーは『OAHU』じゃないかな。」
とのこと。

スライド・バーは向かって右から
・普通に一般的なスチール・ギター用のバー
・変形バー
・先細テーパーのかかった細身のバー

一番よく使うのは真ん中の変形バーやな。
正式には『スティーブンス・バー』っていう。
あたしのスライド奏法はオールド・スタイルなので、この変形が便利やねん。

あと、先細テーパーも最近よう使うなぁ。
これ、単音の早弾きに威力を発揮する。

一般用のは・・・持ってる、っちゅうだけで、ほとんど使わへん(笑)
音はええねんけど、けっこう重くて、手に馴染まず、よう落とすねん(^_^;)
ビーサンの素足の上に落下した日にゃ。。。(@_@;)
オールド・スタイル向きではないな。

テーマ : 楽器 - ジャンル : 音楽

コメント

おばんでやんす♪
レコーディング順調そうですね☆
この間、Ben harperを検索した時に
『スライドギター』の事がちらっと書いてあった
(まぁ、所詮ウィキペディアですけど。。)ので
フムフムとスベリモノについて読ませていただきました。

単純にジョセフ君すげぇ~っていう感想です 笑
(浅くてすみませんv-40

でも、バーだけでたくさん種類があるんですねぇ♪

こんち~~~♪

ちなみに・・・
むかし、日本でスチール・ギターが演奏され始めた当初・・・その聞きなれない音に観客は爆笑したそうです。。。(^_^;)

バーの種類はもっとありまっせ(^_-)-☆
hilokoちゃんもスベリモノやってみるぅ?

へぇーーーー!!
何でも「最初」があるもんですね。。

スベリモノは難しそうですが、タベルモノなら得意かも 笑

最初!

そうですね。
最初があるんですね(^_^)
ロミロミの最初って・・・どんなんやったんやろね(^_-)-☆
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