凝り性やってん、やっぱり。。。(^_^;)

近所の商店街で。。。
店舗のシャッターが閉まってて、こんな張り紙がしてあった。
このお店は、
模型屋さん、プラモデル屋さんや。
(『プラモデル』っちゅうのは、あるメーカーの商標やったんやけど、今では一般呼称になってる。)
このお店、あたしが子供の頃、大変お世話になったお店や。
物心ついたときから、プラモデル大好きやってん。
中学生の頃には、大人たちに混じって、いろんなコンクールに出品してはいつも入賞してた。
実家には、そのころのトロフィーとかがいっぱい残ってる・・・はず。
プラモデル雑誌にも作品が出たりもしてた。
そうそう、このお店のショウケースにも作品を飾ってもろたりしたなぁ。
思い出のたくさんあるお店やった。
最近は、ほとんど行ってへんかったけど、
その当時からお世話になってた顔見知りの店長さんと挨拶するくらいやったけど、
いざ、なくなってしまうと、もの寂しいもんやなぁ。。。
さて、その頃のあたしのプラモデルへの情熱はハンパやなかった。
とにかく凝り性で・・・今でもやけど・・・めっちゃ細かい考証をした上で作品を作ってた。
・・・っていうと、
「え?プラモデルって、オモチャやろ?考証って?」
って思う人もいるかもしれへんな(^_^;)
あなどるなかれ。
実は、アートとしてのプラモデルもあるねん。
ただ製品として成型された部品を接着剤でくっつけて組み立てて、色を塗るだけのもんやあらへん。
あたしが製作してたのは、ミリタリーもんで、とくに航空機が多かった。
しかも、第2次大戦中のレシプロ機(プロペラ機)や。
これは、海軍航空隊にいた父親から、よう飛行機の話を聞かされてた影響かもしれん。
んで、なにが考証か、っちゅうと・・・
あたしは、戦闘機のプラモデルをひとつ作るにも、資料集めからした。
機体の塗装や形式・装備、所属部隊の標識に至るまで、できるだけ詳しく調べる。
たとえば、
「1944年に作られた機種に1943年以前に廃止された機体色が施されているはずがない。」
・・・って、こんなことは基本中の基本やけど。。。
実際にその機体に乗っていたパイロットの名前まで調べることがあった。
さらに、
製品のプラモデルでも、形が間違ってたりすることが往々にしてある。
そんなときは、古い図面のレプリカをもとに、削ったり、くっつけたり、曲げたり・・・と製品の間違ってる部分の形を自分で成型しなおすねん。
製品では省略されて表現されてないパーツなんかも、自作して再現する。
ついには、
製品のプラモデルでは満足でけんようになって、
古い航空機の図面を元に、プラスチック板とか木材とかで、フル・スクラッチ製作もした。
そのころは、今みたいにインターネットなんてあらへん時代や。
そんな資料や図面は書店とかで入手せんなんかった。
それも、あちこち歩き回って。
1/72スケールの手のひらに乗るような小さな航空機モデルをひとつ作るのに何千円もの書籍を買ったりしたもんや。
とにかく、徹底してやらんと気がすまんかったわ。
ゼロ戦(零式艦上戦闘機)の各タイプごとのコクピットの計器類の配置なんて、乗ったこともないのに覚えてしもた(笑)
買ってきて、箱から出して、接着剤でペタペタと組み立てるだけやったら半日くらいで完成するようなもんでも、資料集め、時代考証、パーツ製作・・・と1ヶ月以上はかかったもんや。
ん~~~・・・よう考えたら、
今も同じようなことしてるんかな、あたしゃ。
ハワイアン・ソングのレパートリーを一曲増やすのんに、ずいぶん時間をかけてるわ(笑)
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