演奏とトークと・・・

昨日、
ラジオの収録が終わったあと、
パーソナリティーさん達とランチをご一緒させてもろた。
その時に、
イエン・シロマ君が言ったことが、
あたしの心に響いた。
ライブ・ミュージックのステージでのトークについて。
演奏と演奏との間おしゃべりのことや。
それは、ミュージシャンによって、音楽以外の個性が出るところや。
何曲か演奏して、ちょこっとトークをはさむだけのスタイルもあれば、
曲毎にトークを入れるスタイルもあるし。
トークの内容も、楽曲説明もあれば、雑談風もあり。
爆笑もあれば、ホロリと涙するのも。
あるいは、一切トークをはさまないミュージシャンもいてはる。
5年前に日本にやって来たイエン君は、出身地のハワイでもプロのミュージシャンとして活躍してはった。
その彼が言うには・・・
ハワイでは、ステージでのトークは普通に英語でしゃべってた。
んで、ほとんどのお客さんは英語を理解してくれはる。
楽曲の説明からジョークに至るまで。
また、英語の歌を歌っても、そのまま歌詞の内容を理解してもらえるわけや。
言葉で思いを伝えることに苦労はなかった。
ところが、日本にやって来て音楽活動を始めた時に、
そこに言葉の壁があった。
英語を理解できるお客さんが少なかった。
英語で楽曲の説明をしてもジョークを言っても、
充分にお客さんに伝わらず、お客さんをひきつけることができなかった。
んで、彼は気づいたんやそうな。
「お客さんをひきつけて思いを伝えるには、音楽しかない。」
彼は言う。
「日本に来てからの5年間で僕の音楽は変わったよ。」
今、
彼の音楽が、聴く人の心をソウルフルにグイグイ引き寄せるのは、そういうことやったんやな。
あたしに、『Ian's Song』を書かしめた感動の素はここにあったんや。
ミュージシャンは音楽が命や。
あたしは当然のことやと思う。
まず、音楽!
飲食店でも、そうやんな。
内外装にお金をかけて立派な店構えにしても、出される料理が不味かったらお客さんの足は遠のくやんな。
小さな素朴なお店でも、料理が美味しいと、行列ができることもある。
イエン君の言葉にあたしもノリ坊も共感した。
あたしらのトークを楽しみにしてライブに来てくれはるお客さんもいてはるそうな。
それは、嬉しい(*^^*)
でも、あたしらの思いは、やっぱり音楽や(o^^o)
あたしらのトークのスタイルは、あくまでも日常会話で(^_−)−☆
THANX, IAN.
☆Ian君の名前の表記は、比較的原語発音に近い『イエン』とさせていただきました。
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