屋台のオッチャン(駅前の思い出)

京阪線の枚方市駅(^^)/
昨日、
京都市内から京阪電車に乗って、ここで乗り換えて交野市の郡津駅まで。
ウクレレ教室『ふわレレ』のハレラニ・クラス。
ライブもさせてもろてるハレラニには、いつもは車で行くんやけど、
この日は、電車で行くことにしてん。
この駅、若い頃に非常に馴染んだとこや。
あたしが通ってた大学(関西外国語大学)の最寄り駅のひとつやってん。
ここで降りて、バスで大学正門前まで行くコースと、
牧野駅で降りて歩いて大学裏門まで行くコースがあった。
あたしは大学の近所の幽霊の出ることで有名なボロ・アパートに住んでてん。
んで、
週2回くらい、大阪市内でギターの弾き語りのアルバイトがあって、
夜遅くに、電車でここまで帰ってきて、バスに乗ってアパートまで帰ってた。
終バスに乗り遅れることも多々あったなぁ。
そんな時は、駅からテクテクと・・・40分くらいやったかなぁ・・・歩いて帰ったもんや。
(タクシーなんて贅沢やった。。。)
ふっと、そのころのこんなこと思い出した。
ある日、弾き語りのバイト終わって、
枚方市駅まで帰ってきたとこで、終バス見逃してしもた。
歩いて帰ることにしたんやけど、お腹すいたんで、駅前に出てたラーメンの屋台に座った。
初めて入るお店やった。
終バス出た後で閑散とした駅前の屋台の客はあたしひとり。
初老のオッチャンがやってはった。
ラーメン作りながら、オッチャンが話しかけてきはった。
「わしなんかなぁ、1年365日、ずっと休みなしで働かされてるね。。。」
オッチャン、この屋台の雇われ店主さんやったみたいや。
「やめたいゆ~ても、やめさしてもらえへんね。。。」
気の毒に思たあたしは、オッチャンの愚痴話を相槌を打ちながら聞いてた。
そしたら、
「あんた、若いのに、こんなオモロない話、よう聞いてくれるなぁ。ありがとな。」
ってゆ~て、
ラーメンの上にチャーシューをドッサリ山盛りサービスしてくれはった。
今でこそ、チャーシューを山盛り乗せるラーメン店はたくさんあるけど、
その当時は多くてもせいぜい『鉢一面』が常識やった。
驚いたのなんの!
ホンマに山盛り。。。
ところが、
そのチャーシュー・・・カスカスでボール紙みたいな食感でなかなかノドを通らへん(><)
実は、ラーメン本体もあんまり美味しくなかってん。
それでも、残したら悪いと思て、一生懸命食べたがな。
まだまだ続くオッチャンの愚痴話を聞きながら(^_^;)
アパートに帰ったら午前3時過ぎてたし。。。
その屋台に座ったんはそれが最初で最後やったけど、
それ以降、駅前でそのオッチャンの屋台、見かけへんようになってん。
「オッチャン・・・どうしはったんやろ?」
って、ちょっと気になったりしたもんや。
あの頃と比べると、
枚方市駅も駅周辺も大きく変わってしもたな。
なんちゅうことない話やけどな(^^)
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