夢にまで見てた・・・

実家の片づけしてたら、こんなん出てきた。
高校生くらいの時に集めた楽器のカタログや。
あの頃、
ギターの虫やったなぁ。。。
一所懸命練習してた。
もしかしたら、今以上に練習してたかも。
中学生の時に初めて安いガット・ギター(クラシック・ギター)を買おてもろて・・・
はじめの頃は、その安いのんで満足してた。
「このギター、一生大切に使うねん♪」
とさえ思てたもんなぁ。
それでも、ちょっとギターのことが分かってくると、
もっとええギターが欲しなってくる。
あたしが高校生の時に買おて愛用してたのは、
ヤマハの『FG-160』っちゅう、いわゆるフォーク・ギター。
16000円のん。
あたしのまわりのフォーク学生は、みんなだいたいそれくらいのクラスのん使ってた。
35000円のギターを持ってた1年上の先輩は、羨望の眼差しで見られてたな。
んで、
卒業してプロとかセミプロになった先輩達もいて、彼らはもっと高級なギターを使ってた。
あたしは、買えもしないのに楽器屋さんに足しげく通い、
高級ギターを眺め、時にはお店のお兄さんに、
「弾いてみるか?」
って・・・ちょこっとだけ弾かせてもろたり。。。
でも、今すぐは絶対買えへんし、遠慮がちに弾かせてもろたな(^_^;)
「あぁ・・・ボクのFG-160とは全然違う。。。」
なんとか違いが分かるようにはなってた(笑)
いくら通っても、手に入るのはカタログのみ。。。
もらって帰って、それを眺めては、
「ん~~~、やっぱりハカランダ材やなぁ。マホガニーもスッキリしててええけどな。」
「このインレイ(象嵌模様)キレイやなぁ。これで舞台立ったらかっこええな。」
「これ、ジョーン・バエズさんのんと同じサイズや。やっぱり弾き語りにはこれやな。」
などと、カタログ・スペックだけにはやたら詳しくなり、
また、オーナーになった気分を楽しんでた。
いや・・・楽しかったのか、切なかったのか。。。
ホンマ、なつかしい思い出のカタログや。
このカタログの中の機種のほとんどは、今はもう製造ラインにはないと思う。
なかには、後年の今になって、名器と呼ばれるようになり、
プレミアのついてる機種もある。
あの頃、買えてたなら。。。( ̄▽ ̄)
ところが、今は・・・
音楽がお仕事になり、
昔はカタログさえも簡単に手に入らへんかったクラスのギターを愛用してる。
ありがとう!
ん?
なにに対して、『ありがとう』なんかな?
ま・・・ええわ。
とにかく、そんな気持ちや(●^o^●)
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