クムフラ
また、ハワイの偉人が亡くなった。。。

クムフラのAloha Dalireさんや。
(Dalireの発音はカナ表記ではむずかしいので、アルファベット表記のままにする。)
あたしが、ハワイの音楽、そしてフラに興味を持ちはじめた頃の話。
15年ほど前かな。
まだ、その世界の事はなんにも知らんかった。
(今でも、まだまだ知らんことだらけやけど。。。)
ハワイの歌を歌うならハワイ語から勉強せんならん・・・って、考えた。
でも、そのころ、まわりにハワイ語を教えてくれる人はおらんかった。
んで、独学が始まった。
そんな折に、『クムフラ』っちゅう言葉に出会った。
辞書で調べると、
『kumu(クム)』は『teacher』ってなってた。
「つまり、『クムフラ』は『フラの先生』っちゅう意味やんな(^^)/」
と理解した。
ん~で、
その当時フラを習い始めたばっかりやったノリ坊との会話の中で、さっそくその『クムフラ』っちゅう言葉を使ってみた。
「あのな、ノリ坊のクムフラのM子先生な・・・」
・・・と、話し始めると間髪入れずにノリ坊がゆ~た。
「ちゃうで!M子先生はクムフラちゃうで!」
M子先生というのは、ノリ坊が直接レッスンを受けてたフラの先生や。
「え?M子先生はノリ坊の先生やろ?」
「そうやで。でも、クムフラちゃうし。」
「へ?ほな、M子先生のその上のS子先生がクムフラ?」
「ちゃう。うちの教室のクムフラはハワイにいてはるねん。」
ノリ坊によると、
「S子先生がゆ~てはったけど、クムフラとは、だれでもがなれるもんやない特別な人なんやて。S子先生でさえこれから何10年かかってもなれるかどうか分からん厳しいもんなんやて。」
『クムフラ』とは、ただの『フラの先生』っちゅう意味やなかったんや。
さらに聞くと、
クムフラは、ただ踊りが上手っちゅうだけではなく、ハワイの言語はもちろんのこと、文化、自然等あらゆる事象に精通し尽くした上で人徳も兼ね備えたスーパーマン(スーパーウーマン)なんやて。
M子先生も、S子先生も、フラのオリンピックとも言うべき『メリーモナーク・フラ・コンペティション』に何度も出場してはるくらい素晴らしいフラ・ダンサーさんであり指導者なんやけど、それでも『クムフラ』ではない。
これはもう、めっちゃ厳しいことなんやな、って思た。
もう一度、辞書をよう見ると、
『kumu』には、『teacher/先生』の他にいろんな意味があった。
『base, foundation/土台』
『trunk/木の幹』
『source/根源』
『beginning/始まり』
『reason/理由』
・・・等。
なるほど・・・これは大変なこっちゃな。
また、その責務の重さを思うと気が遠くなる。
その時に、ノリ坊から聞いた『ハワイにいてはるクムフラ』っちゅうのんが、
Aloha Dalireさんやった。
それから何年かして、ハワイでAloha Dalireさんと話す機会があった。
ステージで『Hi`ilawe』を踊ってはった。
その踊りに、なんか、とてつもないパワーを感じて涙が出てきたのを覚えてる。
感動して、あとでバック・ステージに会いに行ってん。
実は、ちょっと怖そうでビビりながら話しかけたんやけど、
めっちゃ気さくで優しい人やった。
それでいて威厳というものがその立ち居振る舞いからあふれ出ている。
(たぶん生徒さんには厳しいんやろな。。。^_^;)
「あぁ・・・これがクムフラなんや!」
って思た。

今月、あたしらコオルアが参加するイベントにAloha Dalireさんも来られる、っちゅうこと聞いてたんで、お会いすることを楽しみにしてたのに。。。
R.I.P. e Kumu Hula Aloha Dalire...

クムフラのAloha Dalireさんや。
(Dalireの発音はカナ表記ではむずかしいので、アルファベット表記のままにする。)
あたしが、ハワイの音楽、そしてフラに興味を持ちはじめた頃の話。
15年ほど前かな。
まだ、その世界の事はなんにも知らんかった。
(今でも、まだまだ知らんことだらけやけど。。。)
ハワイの歌を歌うならハワイ語から勉強せんならん・・・って、考えた。
でも、そのころ、まわりにハワイ語を教えてくれる人はおらんかった。
んで、独学が始まった。
そんな折に、『クムフラ』っちゅう言葉に出会った。
辞書で調べると、
『kumu(クム)』は『teacher』ってなってた。
「つまり、『クムフラ』は『フラの先生』っちゅう意味やんな(^^)/」
と理解した。
ん~で、
その当時フラを習い始めたばっかりやったノリ坊との会話の中で、さっそくその『クムフラ』っちゅう言葉を使ってみた。
「あのな、ノリ坊のクムフラのM子先生な・・・」
・・・と、話し始めると間髪入れずにノリ坊がゆ~た。
「ちゃうで!M子先生はクムフラちゃうで!」
M子先生というのは、ノリ坊が直接レッスンを受けてたフラの先生や。
「え?M子先生はノリ坊の先生やろ?」
「そうやで。でも、クムフラちゃうし。」
「へ?ほな、M子先生のその上のS子先生がクムフラ?」
「ちゃう。うちの教室のクムフラはハワイにいてはるねん。」
ノリ坊によると、
「S子先生がゆ~てはったけど、クムフラとは、だれでもがなれるもんやない特別な人なんやて。S子先生でさえこれから何10年かかってもなれるかどうか分からん厳しいもんなんやて。」
『クムフラ』とは、ただの『フラの先生』っちゅう意味やなかったんや。
さらに聞くと、
クムフラは、ただ踊りが上手っちゅうだけではなく、ハワイの言語はもちろんのこと、文化、自然等あらゆる事象に精通し尽くした上で人徳も兼ね備えたスーパーマン(スーパーウーマン)なんやて。
M子先生も、S子先生も、フラのオリンピックとも言うべき『メリーモナーク・フラ・コンペティション』に何度も出場してはるくらい素晴らしいフラ・ダンサーさんであり指導者なんやけど、それでも『クムフラ』ではない。
これはもう、めっちゃ厳しいことなんやな、って思た。
もう一度、辞書をよう見ると、
『kumu』には、『teacher/先生』の他にいろんな意味があった。
『base, foundation/土台』
『trunk/木の幹』
『source/根源』
『beginning/始まり』
『reason/理由』
・・・等。
なるほど・・・これは大変なこっちゃな。
また、その責務の重さを思うと気が遠くなる。
その時に、ノリ坊から聞いた『ハワイにいてはるクムフラ』っちゅうのんが、
Aloha Dalireさんやった。
それから何年かして、ハワイでAloha Dalireさんと話す機会があった。
ステージで『Hi`ilawe』を踊ってはった。
その踊りに、なんか、とてつもないパワーを感じて涙が出てきたのを覚えてる。
感動して、あとでバック・ステージに会いに行ってん。
実は、ちょっと怖そうでビビりながら話しかけたんやけど、
めっちゃ気さくで優しい人やった。
それでいて威厳というものがその立ち居振る舞いからあふれ出ている。
(たぶん生徒さんには厳しいんやろな。。。^_^;)
「あぁ・・・これがクムフラなんや!」
って思た。

今月、あたしらコオルアが参加するイベントにAloha Dalireさんも来られる、っちゅうこと聞いてたんで、お会いすることを楽しみにしてたのに。。。
R.I.P. e Kumu Hula Aloha Dalire...
コメントの投稿
フラはもちろんですが、何気ない言葉を聞いてるだけで、そこにいるだけで、感じる大きな存在感。
話を聞いてるだけで泣けてくることもしばしば・・
どんな言葉も聞き逃したくないって思える。。。
Hawaiiそのものなイメージです♡
ご冥福を祈ります。。