楽譜って

あたしは、ちょこちょこ楽譜を書いてる。
レッスンやワークショップ、それから自分の音楽の編曲のために。
上の写真は、最近導入した無料の楽譜作成ソフト。
音を鳴らせば、自動的に楽譜になる・・・みたいな上等なシロモノではない。
五線紙の上に、自分で音符を落としこんで行かんなん(^_^;)
実際には、手書きでチャチャっとメモ書きすることの方が多いな。
ソフトは仕上げの時に使うねん。
「音楽が仕事やし、楽譜書くのは当たり前やん。」
・・・って思う人も多いやろけど、でも・・・
現代において、ハワイ音楽では楽譜の使用頻度は比較的少ないと思う。
特に、『音源』機器等の発達してきてる昨今は。。。
(日本のハワイ音楽界では、いわゆる『歌詞カード』や『コード表』を『楽譜』って呼ぶ場合もあるみたいやけど、ここで言う楽譜は、五線紙の楽譜のこと。)
たとえば、クラシック音楽の方々に比べると、楽譜利用率は、極めて少ないな、まちがいなく。
もともと、楽譜にあまり頼らずに伝えられることが多かった伝承音楽がルーツやしかもしれん。
また、微妙な独特のリズムの取り方(ノリ)までは楽譜に表現しにくいし・・・と、あたしは勝手に思い込んでる( ̄^ ̄)
しかしながら、
楽譜って便利なこともあって、あたしはちょこちょこ使ってるわけや。
まず、書き方のルールさえ知ってたら、紙とペンだけで作れる手軽さがある。
それから、音のイメージを目で見ることができる。
この視覚イメージ、あたしがコオルアのハーモニーのアレンジをするときに結構重宝してるねん、実は♪
もちろん、音楽の本質は『音』であって、紙に書かれた『楽譜』ではない。
楽譜は、録音機等と同じく、音楽を保存・創作するためのツールのひとつや。
・・・って言いながら、
あたし、どちらかというと、楽譜は苦手な方なんやけどな(^_^;)
そうそう、余談やけど、楽譜っちゅうたら・・・
ちょっと昔に読んだクラシック・ギター関係の冊子のコラムに、こんな意味のことが書いてあったのを覚えてる。
「ロックやフォークのギタリストは楽譜を使わず、レコードを耳で聴いて覚える『コピー』という幼稚な方法でやっているが、それはレベルが低いやり方で・・・云々。。。」
果たして、ホンマにレベルが低いやり方なんやろか?
反面、こんなこともあった。
クラシック音楽のミュージシャンの方と一緒に演奏した時のこと。
「楽譜なしで演奏できるなんて、スゴイですね!」
「いえいえ、楽譜で初見演奏できるなんて、スゴイです!」
お互いのリスペクトが込められたステキな音楽になった。
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