コオルアと対位法


音楽理論の本を読んでたら、オモロイことに気がついた。
『対位法』や。
それはなにか、っちゅうと、
主にクラシック音楽の作曲で使われる手法で、複数の旋律が同時に演奏されるときの音の組み立て方法や。
つまり、ハーモニーの導き出し方やな。
そこには、美しい旋律を作りあげるためのいろんな法則が盛り込まれてる。
ささっとは簡単に理解でけんくらい・・・けっこう難しい。
たくさんのルールがある。
繰り替えてしてはいけない音型とか、
並べてはいけない度数の音とか、
不協和な音の解決法とか・・・
奥の深い理論やねん。
この『対位法』についてだけ書かれた本もたくさんあるそうな。
んで、
なにがオモロイことか、っちゅうと・・・
コオルアのボーカルのコーラスは、あたしとノリ坊の二声ハーモニーや。
そのハーモニーの旋律の作り方が、
案外と『対位法』のルールにハマってる、っちゅうことを見つけてん。
完璧に・・・ではないねんけどな^_−☆
現代の多くのポピュラー音楽では、ハーモニーを作るときは、主旋律に対して、3度とか5度とかのコーラス・パートをくっつける。
そして、そのパートはだいたい主旋律に寄り添ったメロディーになる。
でも、コオルアの二声ハーモニーのアレンジは、そうではない。
副旋律が、主旋律にくっついたり、離れたり、重なったりしながら、ハーモニーを紡いでいく。
時として、主旋律と副旋律が入れ替わることさえある。
それは、コーラス・アレンジをするときに、あえて二つの旋律が同じような動きをしないようにしてるから。
そして、それらの音は、二人でいろいろと試しながら作りあげていく。
コーラス譜面も書いたりする。
しかし、
うちらは、『対位法』について知識として知ってる・・・程度のもんで、その具体的な理論はあんまり理解してへんかった。
そやし、当然、コーラス・ラインを作るときも、
「対位法の法則に従って・・・」
なんてやってへんかった。
ところが、
きれいなハーモニーの構成を求めてるうちに、
知らんうちに、『対位法』的な音作りをしてたんやな。
音楽理論の本を読みながら、
「なるほど、なるほど。。。」
って思たわけや。
コメント
コメントの投稿