スチールとナイロン・・・徒然考


ギターの弦。
スチール弦とナイロン弦がある。
厳密に言うと、スチール弦(鉄弦)と呼ばれる弦の範疇には、銅や真鍮の合金製とかニッケル製とかがあるので、スチール弦ではなく、メタル弦(金属弦)って言うべきなんかもしれんけどな。
でも、一般的にスチール弦って呼ばれてるねん。
ナイロン弦は、昔は動物の腸が素材に使われてて、それはガット弦って呼ばれてた。
ガット弦は温度湿度に影響されやすく、音色が不安定で、しかも、しょっちゅう調弦をし直さんなんので、扱いにくく、ナイロン弦が市場に出てからは姿を消してしもた。
化成品の方が自然素材よりも性能がよかったんやな。
今でもナイロン弦ギターのことを『ガット・ギター』とも呼ぶのは、その所以やな。
さて、
あたしは、スチール弦ギター、ナイロン弦ギター、両方を使ってる。
ライブでは、スチール弦ギターの方が多いかな。
でも、レコーディングでは、けっこうナイロン弦ギター使ってるな。
ところで、それぞれの音色のイメージ。
その素材から、ナイロン弦は柔らかい音でスチールは硬い音・・・そんな風に思てる人は多いと思う。
でも、実は、ナイロン弦ってパンチの効いた音色が出せるねん。
音量のボリューム的にはスチール弦にはかなわんのやけど。
ガツンとした音表現は、あたしはナイロン弦に軍配を上げたい。
逆に、スチール弦はナイロン弦に比べてサスティンが長い特徴がある。
簡単に言うと、ポンと弾いた弦の響きが減衰せずに続く時間が長い、っちゅうわけや。
このサスティンを上手くコントロールすると、なんともメロウなサウンドを醸し出すとができるわけや。
どちらも魅力的や。
もちろん、ギター本体の特徴や奏法にもよるので、一概にそう言えるものではないかもしれんけど。
まぁ、徒然考っちゅうことで^_−☆
ギター、バンザイ(≧∇≦)
ギター、大好き(o^^o)
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