徒然なり・・・スラック・キー・ギターの話

Martin

スラック・キー・ギター(スラッキー・ギター)について、
「なんで、いろいろチューニング変えたりするのか?」
って、聞かれることがある。

「それぞれのチューニングによって、ギターの表情が変わるねん。」
って答える。

もし、その時に、手元にギターがあれば、実際に幾つかのチューニングで演奏して聴き比べてもらうこともある。
ちなみに、
スラック・キー・ギターの語源は、『キー(音程)をスラック(緩める)』なんやけど、実際には緩めるチューニングだけではなく、レギュラー・チューニングよりも高い音にする弦を含むチューニングもある。

「なぜ、チューニングによって、こんなに感じが変わるのか?」
って、聞かれたこともある。

音質的には、
弦を緩めた場合と強く張った場合では、音の張りが変化する。
って、これはイメージ的に分かりやすいな。
一般的には、『張りのある音』こそがええ音、っちゅう観念が多いと思う。
しかし、あえてタルんとした緩んだ音質、時には振動した弦がフレットに触れてビビるような音の中に美しさや心地よさを感じるのはハワイアン・スタイルや。
スラック・キーのチューニングを知らなくても、レギュラー・チューニングをそのまま半音ずつ、あるいは全音ずつ緩めて弾いてみれば、その感覚は分かると思う。

旋律的には、
各弦の音の配列が変わることによって、レギュラー・チューニングでは運指ができなかったフレーズの演奏が可能になる。
(ただし、この逆のことも多々ある。)
それによって、独特の音の響きを醸し出す。

ほな、
各チューニングによる音の響きの特色はどんなところに出てくるのか。
それは、多種多様なチューニングがあるほどに、いろんな切り口があるやろな。
その中のひとつに低音弦の使い方がある。

分かりやすいところで、『タロパッチ・チューニング』で説明するわ。
このチューニングは、第6弦(太い弦)から第1弦に向かって『D-G-D-G-B-D』と調弦するスラック・キー・ギターの代名詞とも言うべきもんや。

たとえば、
このチューニングで、ト長調(G)の演奏をする場合、このキィでのトニック(主音)はGなので、低音弦は第5弦となる。
つまり、メロディを低層で支えるトニックは第5弦の開放弦が使える。
そして一番低い音を出す第6弦のDは、ドミナント(属音/主音から完全5度)として響かせることができる。
かたや、二長調(D)で演奏した場合、トニックは第6弦、一番低い音で響かせることになる。
ト長調ではトニックとして使った第5弦は、今度はサブドミナント(下属音)になる。
つまり、一番低い音がどの位置付けにあるか、っちゅうことや。
あるいは、低層開放弦がどの立場をとるか、やな。
それによって、演奏曲の表情が変わってくる。

おいらが一番好んで使ってるチューニングは、『Fワヒネ・チューニング』や。
トニックとドミナントがそれぞれ5弦と6弦の開放弦で使えるヘ長調ではトラディショナルな響き。
トニックとサブドミナントがそれぞれ6弦と5弦の開放弦にあるハ長調では、モダンでトリッキーな技も繰り出せる。

・・・と、
思いつくままに、ゴタゴタとここまで書き進めて。。。

やっぱり、音を聴いてもらうのんが一番分かりやすいかも(^_^;)

てなわけで、
今日はここまで(≧∇≦)

ライブ情報
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スラック・キー・ギター教室
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