ウイング

舞台に出る直前のパーフォーマー達が、その出番の待機をする場所の事を『ウイング(wing, wings)』っていう。
つまり、舞台ソデのことや。
おいら、この場所が好きやな。
自分が出演する時も、誰かの出演を見ている時も。
リンとした緊張感が流れてて心地よい。
もちろん、和気あいあいと冗談を言い合ったりしてるパーフォーマーさんやスタッフさんもいてはる。
そんな楽しそうな光景の中にも、日常とはちがったなにか緊張感が漂う。
そんな空気が好きやな。
先日、出演させていただいたイベント会場のウイング。
うちらコオルアの出番が近づいたタイミングで、控室からウイングに入った。
うちらの出番の前のパーフォーマーさんグループがいてはった。
フラ教室のみなさんや。
グループごとに演目があって、いくつかのチームになってる
ベテランさんのチームもあれば、ビギナーさんのチームもある。
ベテランさんチームはちょっと余裕で堂々と振る舞いながらも、衣装など最後のチェック。
ビギナーさんチームはこれから自分の出て行く舞台をキリっと見つめてはる。
そして、
チーム毎に順次舞台の上に発進していかはる。
日頃から一生懸命に練習を重ねてきたパーフォーマンスはパワフルや。
そのエネルギーをライトの下で輝かせるために待つ人達の姿は神々しくさえある。
ウイングって、ある意味、神聖な場所なのかな。
コメント
コメントの投稿