ポイ

オアフ島のカントリー・サイド。
街からちょっと離れたとこ、道路沿いにあるハワイアン・フーズのお店。

窓口で注文して、お店の前のテーブルで食する。
ラウラウ、ルーアウ、ポイ等、ハワイの伝統料理が食べられる。
特にポイは絶品。
お店の名前に『ポイ・ファクトリー』を冠してるだけのことはあるな。

この日、食事を終えてまったりしてると、傍でポイ作りが始まった。
しっかりと湿らせた木製のボート状の台にタロイモをゴロゴロといれて、それを石の手鎚でついて行く。
昔ながらの製法や。

それが始まるとローカルの子供達が集まって、ゴロゴロしたイモが滑らかなペーストになって行く様子をじっと見てる。
ステキな光景や。
「ハワイの人はタロイモばっかり食ってるから太ってるんだよ。」
って言う人がいる。
しかし、それは歴史的には間違いやろな。
現代ハワイにおいても問題になっている肥満や糖尿病は、ヨーロッパ系食文化がハワイにもたらされ根付いたことによるものやろな。
彼らは昔は魚食菜食やった。
豚肉を使った肉料理は、常食ではなくて祭や宴席等のイベント食やった。
また、タロイモから作るポイは、実はとても栄養バランスの良い食品・・・って、本で読んだことがある。
元々のハワイ料理は油で揚げたり炒めたりせぇへん。
茹でたり蒸したりの薄味。
まさに現代でいうダイエット食品ちゃうかぁ。
食文化って大切なものや。
途絶えることなく継承されていくべきやと思う。
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