バックヤード・ミュージック

スラッキー・ギター(スラック・キー・ギター)のルーツはハワイのカウボーイ(パニオロ)と言われてる。
それは、メキシコのカウボーイ(バケルー、バカルー)が、カウボーイ・インストラクターとしてハワイにやってきた時に初めてギターという楽器をハワイに持ち込んだ、という説からや。
そのあたりのことは、いろんな文献に書かれてるし、あたしのウェブ・サイトでも書いてる。
ともあれ、ハワイではカウボーイとスラッキー・ギターはセットで語られることが多い。
あたしも、ライブのおしゃべりで、このテーマに触れることがある。
そして、このスラッキー・ギターはハワイの音楽であるけれど、近年まであまり知られてなかった、とも。
アメリカ音楽の影響を強く受けたバンド・スタイルのハワイアン・ミュージックは世界中に広まった。
日本にもやってきて、和製ハワイアンなるスタイルもできた。
・・・が、かたや、このスラッキー・ギター・スタイルは華やかな表舞台のショウ・ミュージックにはならへんかってん。
んで、それは大勢の人の前で演奏して聴かせるのではなく、自分で、あるいは身内で楽しむための音楽として伝えられてきてん。
たとえば、仕事が終わった後に、家族や友達が裏庭に集まってその音楽を楽しんだりした。
バックヤード・ミュージックと称される所以はそこにある。
ギャビー・パヒヌイさんによって、スラッキー・ギターが脚光を浴びはじめ(1950年頃)、近年では日本でもその名を知られるようになってきた。
(・・・とは言うものの、ウクレレやスチール・ギターっていう語彙に比べると、まだまだ知名度は低いみたいやけどな。)
でもな・・・よく、ご年配のハワイアン・バンドの方に言われる。
「最近、あんたらみたいな新しいスタイルのハワイアン、耳にするようになってきたね。」
ん~~~・・・実は、こっちの方がルーツとしてはウクレレやスチール・ギターより古いんですが。。。(^_^;)
スラッキー・ギターっていう呼び方は新しいかもしれないけどね(^_-)-☆
・・・っちゅうても、ウクレレもスチール・ギターもハワイの音楽や♪
あたしは大好き♪
写真は食事中のパニオロ達。
かたわらにギターがあるのが嬉しいなぁ(●^o^●)
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