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リターン・トゥ・パラダイス

palm tree

恩師が旅立たれた。
若い頃お世話になったおいらの音楽活動の恩師。

おいらが10代の頃、彼がパーソナリティをするラジオのフォークソング番組に応募して出させてもろたんがきっかけ。
それから、ちょくちょくそのラジオ番組に出させていただいた。
他にも、ライブや音楽イベントでご一緒させてもろたりもした。

そこで、ステージ・マナーをガッチリ教えていただいた。
とくに、お客さんに対する姿勢については、厳しかった。

たとえば、
アマチュア・ミュージシャンさんがよくやるステージ・トーク。
(たまにプロと称する人も。)
「え~・・・今日は風邪をひいてて声が出ませんが、頑張って歌うのでよろしく(^^)/」
とか、
「次の曲は、実はまだ練習不足で、間違えるかもしれませんが、聴いてくださぁい(^^)/」
とか。。。

そんなことステージで言おうものなら、あとでベランメェ調でドヤしつけられた。
「バカヤロウ!つまらねぇ言い訳すんじゃねぇ!」
「歌い手が風邪ひいてどうすんだぁ!」
「練習不足なもんを人様に聞かせるなぁ!」

てめえが風邪ひこうが、練習不足だろうが、足を運んで来てくださるお客さんには関係ねぇんだよ。

曰く、
それは、プロであろうがアマチュアであろうが関係ない。
入場料(チャージ)をいただいていようが、ボランティアであろうが同じこと。
お客さんは、大切な時間を使って、演奏を聴きに来てくださる。
他にもいっぱい選択肢がある中、わざわざその演奏を聴きに来ることを選んで来てくださる。
いい加減なステージはしてはいけない。

当時、若手の駆け出しやったおいら、たくさんのことを学ばせていただいた。
ステージ衣装のこと、ステージでの立ち居振る舞い等。。。

その後一時期、彼は音楽活動を休止しはった。
んで、報道番組のパーソナリティとして活躍し始めはった。
その頃から、お会いする機会はなくなった。

また音楽活動を再開しはったんやけど、お会いしてなかった。
それでも、口うるさく教えていただいたステージ・マナーは今もおいらのステージに生きてる。

今日、告別式でお会いした。

「ありがとうございます。」
とあらためてお礼を告げた。

出棺に際して彼の歌が流されてた。
拍手で見送らせていただいた。


俺が死んでも 埋めてくれるな
空の上まで かけて行く
きっと見えるさ 故郷(ふるさと)が
赤い夕陽よ 急ごうぜ
リターン・トゥ・パラダイス
リターン・トゥ・パラダイス



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テーマ : 音楽のある生活 - ジャンル : 音楽

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