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『アロハ』っていう名前の楽器

autoharp
これ、あたしん家に住んではる『オートハープ』さん。
正確に言うと、商標登録の関係で『オートハープ』と称することができるのはオスカーシュミット社の製品だけで、あたしん家のこの国産のメーカーのは『クロマハープ』っていう製品名で呼ばんなんらしい。
でも、『オートハープ』っていう呼び方はその商標登録以前から存在し、一般的にもこの楽器はメーカー問わず『オートハープ』っていう呼び方で親しまれてるのが現状や。

学生の頃、この楽器を弾いてたら、アメリカ人の友達が、
「アロハァ~!」
って声をかけてきた。
「ん?こいつ、ハワイ出身やなかったはずやけど。。。」
しかも、弾いてたのはハワイアン・ソングとちゃう。
アパラチャン・ソング(北アメリカ大陸の山岳地方の歌)や。
それでも彼は
「ユー・プレイ・アロハァ・グ~ッ♪」
とか言いながらゴキゲンな顔してる。
「いや・・・歌ってるのんハワイアン・ソングちゃうし(;一_一)」
歌い終わって、あたしが怪訝な顔してると、
(その当時、あたしはハワイアンはよく知らなくて、好きでなかった。)
彼はあたしの『オートハープ』を指差して、
「このアロハァは日本製か?」
って聞いてきた。
「え~?アロハゆ~たらハワイに決まってるやろ( ̄^ ̄)」
って言うと、
「お~!ハワイ製のアロハァ!珍しいなぁ!」
やて。
「なんでやねん!」
どうも話が変やぞ。。。

よう聞くと・・・ことの真相が解明した。
『オートハープ(AUTO-HARP)』をアメリカ英語で正しく発音すると、日本人には『アロハ~ッ』って聞こえるねん。
ただし、アクセントは『ア』。ハワイ語の『アロハ』のアクセントは『ロ』や。

なぁ~んや。。。(^_^;)

でも、実は、この楽器、ハワイと全然関係ないわけやない。
その昔、ハワイ王国の王族も弾いてたようやな。
クイーン・リリウオカラニがイオラニ宮殿に幽閉されている時に、『オートハープ』が差し入れとして持ち込まれたことが記録にある。
当時としては、まだ新型の楽器や。

この『オートハープ』って、コードネームが書いてあるバーを押さえて、弦をジャラァ~ンって弾くだけで簡単にきれいな音が鳴るんで、
ギターやウクレレに比べて、とっつきやすい楽器やな。
でも、やっぱり、それなりに追求していくと奥の深いおもしろい楽器や。
一家に一台、いかが?

テーマ : 楽器 - ジャンル : 音楽

コメント

これを見ると‥

 私は「五つの赤い風船」を思い出しました(爆笑)
ま~さん♪ 明日は自由が丘ですね! 楽しみです。

とおい~せかいに~♪

たびに~でようか~♪

あたしは『オートハープ』といえば、『カーター・ファミリー』です(^_^)

あした♪
よろしゅ~(≧∇≦)
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