痴話喧嘩

『痴話喧嘩(ちわげんか)』っちゅう言葉がございますな。
その意味は、『恋人同士の他愛ない原因による喧嘩』てなことでございまして。
つまり、恋人同士、あるいは夫婦で、わぁきゃぁゆ~て喧嘩してるのん、他人が見てて、
「あほらし。。。」
ってなる喧嘩のことで。
先日の夜の噺でございます。
わたくし、近所の中華料理屋さんのカウンター席でひとり、餃子などアテにチョイ飲みしておりまして。
そこへ、若いカップルさんが来店、わたくしの隣が丁度2席空いておりましたんで、そこへ。
お二人とも二十歳過ぎくらいの、かいらしいカップルさんで、とっても仲良さげにしてはります。
男性の方は、ちょっとこのお店のメニューについてウンチクを述べてはります。
女性の方は、「へぇ~、そうなん、すご~い」と受け答えして・・・仲のおよろしいことで。
まぁ、別に聞き耳を立ててるわけやありませんのですが、自然に耳に入ってくるのでございますな。
何品か注文されたようで、その注文が届きますてぇと、仲良く食べはります。
お二人とも、お酒はお召しになっておりません。
なんと健全なカップルさんでございましょう。
「おいしいなぁ。」
「うん、やっぱり餃子はここやな。」
「これもおいしいぃ~!なんやったっけ、これ。」
「チンジャオロースーやん。もう覚えときやぁ」
「だってぇ、ややこしいも~ん、てへ♪」
はいはい・・・ホンマ、お仲のよろしいことで。。。(^_^;)
おとなりの
うふふえへへも
さけのあて
・・・なんちゅう無粋な人間やありませんので、わたくしめは。
もう、そちらのカップルさんの方向から聞こえてくる音声は、意識的にシャットダウン。
わがの飲み食いの世界に浸ろうとします。
ところが・・・でございます。
なんやら、先ほどまでの甘い波動とは違った雰囲気が、隣から漂ってきたんですな。
「ちがうやん!」
「なんでぇなぁ!」
「あたし、まだ5個しか食べてへんもん。」
「ボクかて、まだ5個やで!」
「ほな、なんで1個しか残ってへんのん、おかしいやん!」
「ボク、ちゃんと数えて食べてるし、まちごぉてへんし。」
「あたしかて、数えてるし!」
解説:このお店の餃子は一人前6個盛り、カップルさんはそれを二人前注文してはったんですな。
どうも、お互いが食べた餃子の数が合わん、と諍いが始まったようで。
どちらかが勘定を間違えてはるんですな。
まさに『痴話喧嘩』の様相を呈しております。
「もうええわ!それやったらボクが全部払うやん!文句ある?!」
え?
割り勘のつもりで来てはったんかいな、このカップルさん。
まぁ、まだまだ若いカップルさん、そんなこともありなんでしょうな。
「お金払ったらええ、っちゅう問題ちゃうもん!(ちょい泣き)」
「ほな、どないせぇ、っちゅうのん?!」
「そんなん自分で考えて!」
こうなったら、事態はこんがらがってしまいますな。
仲裁するのんもあほらしいですな。
と。。。
「もう!おねぇちゃん、いっつもそうやん!!!」
『痴話喧嘩』ならず、『姉弟喧嘩』の一席。
おつきあいありがとうございましたm(_ _)m
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