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老サーファーさんの話

Waikīkī

朝早く起きて、ワイキキあたりを散歩した。
ボディボードをしてる人がたくさんいてはった。

波がやって来るのんを待ってプカプカ浮いてはる。
波がやってくると、ソレ!と波に乗って滑っていかはる。
シャー!と波の側面を滑っていく姿は見ていても楽しい。
時間を忘れてしまうくらい。

Waikīkī

ずっと眺めてると、若い人に混じってけっこう年配の方も何人かいてはる。
若い人達は、波が来る度に果敢にどんどん滑っていかはる。
中には、あっという間に波間に沈んでしまったり、波の進行方向と同じ向きに滑って、すぐに終わってしまう人もいる。
年配の人達は、浮いてる時間(待機時間?)が長くて、たまにしか波に乗らはらへん。
やっぱり、体力的な差なんかな、と思た。
でも、見てると、年配の人達は、たまに波をキャッチすると、シャーーーーーっと波の進行方向に垂直に(海岸線と平行に)波の壁に張り付くように、長いこと滑っていかはる。
(サーフィン用語を知らんので、適切な表現かどうか分からん。)

Waikīkī

さて、
その日の夕方、ローカル(地元)の友達と晩御飯を食べに行った。
友達っちゅうても、おいらよりずっと年配で、サーファーでもある。
地元ではけっこう有名な老サーファーさんやて。

朝にワイキキで見たことを彼に話した。
彼が嬉しそうに言った。
「おぉ!そこに気が付いたんか。」
彼は続けた。
「Lohe mai i ka moʻolelo(話を聞いてくれ。)」
なぜか、そこだけハワイ語で。(他は英語。)
いつもはジョークばっかり言ってるのに、真顔でトツトツと語り始めた。

「その年配のボディボーダーは、波を読んでたのさ。
疲れてるんじゃない。
彼は自分の波がやってくるのを待っていたんだよ。
自分のではない波に乗ってもうまくいかない。
下手すれば事故になることもある。
そう、自分の波さ。
それは、人生の中で波と付き合ってこそ分かるものなのさ。
波、風、アーイナ(土地)・・・いろんなものをリスペクトしながらね。」

深い。。。
ええ話を聞かせてもろた。

そして、彼は言葉を付け加えた。
「もし、サーフィンを始めたいなら、年のいったサーファー(an old surfer)に教えてもらうのがいいよ。」


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テーマ : 音楽のある生活 - ジャンル : 音楽

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