ラブ・ソングやで
最近、寝る前には、枕元でずっと『PP&M』の音源がかかってる。
聴いてると、なんか、ものすご安らぐねん。
『PP&M』っちゅうのんは、
おいらが大好きなフォーク・グループ『ピーター・ポール・アンド・マリー(Peter, Paul and Mary)』の通称や。
ホンマに大好きで、若い頃、このバンドのコピーバンドなんかもしてたことがある。

その大ヒット曲のひとつに『Cruel War / 邦題:悲惨な戦争』っちゅう曲がある。
この曲は、元々はアメリカの古いトラディショナル曲で、『PP&M』のメンバーのピーター(Peter Yarrow)さんがそれを編曲。
それが『PP&M』のデビュー・アルバムに収録されたわけや。
リリースは1962年。
この時期っちゅうのんは、アメリカ合衆国では、ケネディ政権の下、ベトナム戦争へのアメリカ軍の本格介入が始まった頃や。
そして、音楽の世界では、それに反対してたくさんの『反戦歌』が作られ歌われた。
この『悲惨な戦争』も、反戦歌として広まっていった。
他にも多くのミュージシャンが、反戦歌を歌った。
日本のフォーク歌手でさえ、反戦歌を書いて、歌った。
過激な歌詞のものも多い。
ボブ・ディラン(Bob Dylan)さんの『Master of the War』とか、
泉谷しげるさんの『戦争小唄』など印象的やった。
ところが・・・
当の『PP&M』はこう述べる。
「私たちは反戦歌を歌っているのではありません。ラブ・ソングを歌っているのです。」
『悲惨な戦争』の『PP&M』バージョンの歌詞をじっくりと聴けば、たしかにラブ・ソングや。
声高に『戦争反対!』を唱えてはいない。
戦争反対と叫ぶ前に、人々が愛し合えさえすれば・・・
当時の彼らの音楽のポリシーはそこやったんやな。
この歌を日本語に翻訳してみた。
残酷な戦争が荒れ狂い、ジョニーは戦わなければならない
私は朝から晩まで彼と一緒にいたい
一緒にいたいのに心が張り裂けそう
私を一緒に連れて行ってくれないの
「だめだよ、愛する人よ。それはできないよ。」
明日は日曜日、そして月曜日になれば
隊長から招集がかかり、あなたは行かなければならない
隊長からの招集を思えば心が張り裂けそう
私を一緒に連れて行ってくれないの
「だめだよ、愛する人よ。それはできないよ。」
じゃぁ、私の髪をくくって、男性の服を着るわ
そして、あなたの戦友として(徴兵に)パスして、一緒に行進するの
あなたの戦友としてパス、だれもそんなこと分からない
私を一緒に連れて行ってくれないの
「だめだよ、愛する人よ。それはできない。」
あぁ、ジョニー、ジョニー!どうして分かってくれないの
私はあなたのことを誰よりも誰よりも愛してるのに
言葉なんかで言えないくらい愛してるのに
私を一緒に連れて行ってくれないの
「分かった、愛する人よ。一緒に行こう。(そう言ってほしい)」
ちなみに、
原曲(トラディショナル・バージョン)では、ちょっと雰囲気が違ってる。
私も一緒に戦うわ。
私たち女も戦士になって
勝利のためにあなたを手助けするの
・・・的な内容になってる。
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