メイドインジャパン!!!

こないだのブログ記事『カポの噺』で、
「・・・高級カポを買うことを思いとどまらせてしまう。」
などと書いて置きながら、実は、その2日後に1万円超えのカポを買おてしもた。
『スタ☆カポ』っちゅうカポ。
なぜ・・・?
そのカポの素材が旧日本海軍の零式艦上戦闘機(いわゆる、ゼロ戦)で使用されてたものと同じであることが、まずおいらの興味をひいた。
当時の住友金属で開発された超軽量かつ高強度な『超々ジュラルミン』ちゅう合金や。
んで、
そのカポが、決して大企業とは言えへん『(有)久留米精工』さんっていう金属加工会社の町工場で製造されてる、っちゅうことも興味を持つ要因になった。
メイドインジャパン!!!
ちなみに、おいらが今まで使って来たカポは、ヤマハを除いてはアメリカのブランドものや。
その工場のサイトに書いてあった言葉がおいらの心の琴線に触れた。
『本当に創りたい物だけを丁寧に妥協無しに創っています。』
これって、ウチらコオルアのポリシーとカブるやん。
それから、この工場で作られるカポについて、じっくりと考査してみた。
なかなか、おもしろいコンセプトやん。
超軽量という以外に、フレットバーの形状に合わせてギュイ~ンとしなる弦押さえバー。
今までこんな構造のんは、おいらの知るかぎり見かけへんかった。
この構造は、カポ装着時のピッチの安定にええパフォーマンスをする。
(最近発売されたアメリカG7thブランドのものに弦押さえパッドに同様効果の仕掛けがしてあるのんがある。)
さらに、
この会社宛に、製品についても質問を出してみると・・・(そらもう、ウチら裕福ではない音楽屋にとっては、1万円以上もするカポは大きな買い物やし)・・・社長さんからすぐに丁寧な返事が返って来た。
心は決まった。
このメイドインジャパンに賭けてみよう。

注文の翌日、商品が届いた。
この工場のもうひとつの音楽商品である高精度三次元切削加工ギターピックもサンプル(サービス)で付けてくれてはった。
(念のため・・・この工場は音楽商品専門ではなく、金属加工工場である。)
さっそく、ギターに装着して、試弾してみた。


まず、その軽さにビックリや。
金属製っちゅうイメージだけで手にすると、あれ?って思うくらい軽い。
前のブログに書いた超軽量カポが樹脂製で8g、この金属製のんが10g・・・と大差ないことに驚く。
実際に弾いてみる。
まず、低音の音の抜けが抜群で、カポを付けてない時と同じようにブンブン響く。

最初、中高音が、ちょっと詰まった感じやったけど、これは、このカポの適正な取り付け位置に装着すると、まったく問題なく解決した。
このカポは弦押さえバーの中央に角型押さえゴムが貼り付けられてる。
今まで使ってたカポはほとんどが、弦押さえバーにゴムや樹脂を被せたもので、弦の接触部分の断面がアール形状やった。
その感覚でフレットほぼ直上にバーを持って行くと、弦振動が抑えられてしまうわけや。
なので、あえて、フレットからちょっと離して装着すると、ええバランスで鳴ってくれることが分かった。
ピッチのズレの問題は、バーのしなりによる圧力バランスが形成され、ほぼ解消される。
おいらとしては、大満足なカポや。
ただひとつ、あえて注意点を挙げるなら・・・
カポを使わない時に、他のネジ式やバネ式のカポのように、ネックのナット部分あたりに、このカポをはさんでおくことができないことや。
なくさないように・・・絶対になくさないようにしなければならない。。。
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