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鴨川で・・・の噺

鴨川

然るべき所用で出かけた。

鴨川の三条大橋で、ふっと足を止めた。
なんとも美しい景色が清々しく思えた。

自然が醸し出す景色は、その時々で変化するものの、ずっとそこにあるわけや。
でも、同じ景色を見ても、いろんな気持ちになる。

ウキウキしたり、切なくなったり、とくになんも感じひんかったり。。。

つまり、景色は自分の心の鏡なんかもしれへん。
あるいは、自分が求めてる要素を映し出すんかもしれへん。

こんなコロナ禍の時やけど、今日は、この景色を見て、心が落ち着いた。

子供の頃、ここでよう遊んだことも思い出した。

この川で溺れかけた同年代の子供を助けたこともあった。

ある日、東側の川岸で友達と遊んでた。
そしたら、西側で遊んでた子供たちと言い争いになった。
原因は覚えてへん。

「悔しかったら、こっちまで来てみぃ~!」
って、こっちの陣営が叫んだ。
そしたら、相手の陣営のひとりが果敢にも川を歩いて渡り始めてん。

まさか、ホンマに来る思てへんかった。
必死で叫んだ。

「あほぉ!やめとけぇ!戻れぇ!」

相手の陣営でも同じこと叫んでる。

案の定、川の真ん中あたりで、彼は流され始めた。
流されながらも、バシャバシャのたうちながらも、少しこっちの岸に近づいて来た。

「がんばれ!がんばれ!」
って、流される彼を追っかけながら、こっちの陣営はみんな川に入って、なんとか手を伸ばして彼を引っ張り上げた。

こいつ、メッチャ根性あるやっちゃ、と思た。
すごいやっちゃ、と敬服した。

でも、やっぱり子供や。
「ぶえぇぇ~~~ん、おがぁぢゃぁ~~~ん!」
って、大声で泣きながら、夕焼けの中、彼は去って行った。
そらもう、怖かったやろ。。。

近所の子なんやろけど、
どこの子か聞くほど、ウチらも気が利かんかった。
ふっと気が付くと、向こう岸の陣営にはだれもおらんかった。

半世紀以上も前の噺。
彼は今どうしてるんやろか。

「小学生の頃、鴨川、歩いて渡ったことあるねんぞ!」
などと、武勇伝を話してるんやろか。

良い子は絶対マネしないでね!!!
悪い子も絶対マネするなよ!!!


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テーマ : 音楽のある生活 - ジャンル : 音楽

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