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スラッキー用ギター

he kika no ki ho`alu

これ、以前に東京の山内雄喜さん家で見せてもろたギター。
スラッキー奏法のために作られたギターやそうな。

なんでこの変な形のがスラッキー奏法のためなんやねん?
・・・って思う人もいるやろな(^_^;)

でも、実際にスラッキー・ギタリストがこれを弾いてみると、
「なぁ~~~るほど!!!」
って納得するねん。

まず、このギター、よう見てみ。
7弦あるねん。
あたしらが一般的に使ってるギターは6弦やん。
ところが、このギターには低音弦がもう1本追加されてるねん。

「それがどうした?」

いやいや、このもう1本の低音弦が役に立つ。
たとえば、Gタロパッチ・チューニングでGのキイで演奏する場合、6弦やと低音の開放弦がGとD、つまり、トニックとドミナントや。
ところが、3コードの曲を弾くとき、もう1本、C(サブドミナント)の開放弦を響かせることができたら・・・って思うことがある。
あるいは、あたしがようやるFワヒネ・チューニングでCのキイ。6弦やと低音がCとF、つまりトニックとサブドミナントや。
そこに低音のG(ドミナント)の開放弦が余分にあったら、Cの3コードをもっと豊かに響かせることが可能や。
もちろん3コードだけでなくて、チューニングの工夫によってもっと音の響きのバリエーションが増えて、おもしろいわな。
ただし・・・不協和音をカットするためのミュートのテクニックもさらに必要になるけど。

「ふぅ~ん・・・なんやむずかしいこと分からんけど、この変な形の方が気になるわ( ̄^ ̄)」

そうやね(^_^)/
このボディからグィ~ンって伸びた角(ツノ)みたいなん。
気になるわなぁ。
実は、これ、ただ見た目のデザインだけやなくて、音の響きにも関係あるねん。
こんな形にすることによって、響きがリッチになるねん。とくに低音域が。
実際に弾いてみると、部屋中に音がブワァ~ンと広がるイメージをすごく感じた。

さらにもうひとつ、この角(ツノ)部分の大切な役割がある。
それについては、オーナーの山内雄喜さんの説明を引用する。

「スラック・キー・ギターってさ、弾いてると眠たくなっちゃうでしょ?ギター抱えたままイネムリしたくなっちゃうでしょ?そんなとき、ここ(角)がいい感じの枕になるんですよぉ~(^_^)」

ほんまにそうや♪
椅子に座って、ギターを抱えた状態で、この角に頭を乗せると、まさにジャスト・フィット!
絶妙なシェイプになってるねん♪

「んでさ、そこんとこ、ヨダレがたまっちゃってさ(^_^;)」

「わ!(゜∀゜;ノ)ノ」
 
 

テーマ : 楽器 - ジャンル : 音楽

コメント

No title

なるほど…枕かぁ…。

山田君、座布団、一枚!(笑!)

しかしまあ、前衛的な容姿のギターですね。(笑)

持ち運びが、大変そう。
14日のウリウリ、楽しみにしております(^-^)/

すーさん!
ほんまええ感じの枕ですねん♪
楽器と寝具のマッチング・・・心地よさの追求。

いしいしさん
山内さんがメインで使ってはるギターを作った志茂さんの作品です。
持ち運び用にはサーフ・ボードのケースを使ってはります。
このビルダーさんは、いろんな工夫をこらした魅力的なギターやウウレレを作ってはります♪
http://www.shimoguitars.com/

14日、私も楽しみです(^_^)/
山内さんとあたしのツー・スラッキーもありまっせ♪
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