ちゃうちゃう・・・それは違うで。。。(-_-;)

オーストラリア人の知り合いがある本を見せてくれた。
「Japanese famous tale(^_^)/」
なんやそうな。
彼は本のタイトルと作者の部分を手で隠して、いたずらっぽくゆ~た。
「この物語知ってるかい。おっと、日本人ならもちろん知ってるよね(^_-)-☆」
ちょっと日本のことを勉強してるらしい彼は得意げに言う。
「約1000年前に書かれた小説だぜ。ヘーアン・ピリオド(平安時代)だぜ。」
「え?平安時代???」
表紙の浮世絵・・・どう見ても平安時代には見えんがな。。。
戸惑ってると、
彼は正解を見せてくれた。
『THE TALE OF GENJI / Murasaki Shikibu』
・・・ちゅうことは、
『源氏物語』やんか(@_@)
あの平安時代の名作やん。
世界で初めて書かれた文学小説とも言われてる。
彼は、その表紙の絵がいたく気に入ってるらしく、
「ヘーアン・ピリオドの服はとっても美しいねぇ♪」
「1000年前の京都・・・いいねぇ♪」
とかゆ~てるし。。。
絵の中の人物の男性は光源氏やそうな。。。(ーー;)エット。。。
日本の歴史の話題であたしに勝てた、と思って、彼はちょっとうれしそう(^_^;)
でも・・・
ちゃうちゃう(-。-)y-゜゜゜
実はこの絵は、確かに『源氏物語』について描かれたもんには違いない。
ただし・・・『見立て』っていう手法で。
これは江戸時代の浮世絵の手法のひとつで、
昔話等を現代(つまり、その当時は江戸時代)の風俗に映し代えて描く表現法や。
彼は、この『見立て』にまんまとしてやられたわけや。
異文化についての誤解・・・
あたしらも気ぃつけんとな。
ハワイの人はみんなアロハシャツやムウムウ着て生活してる。
・・・なんて、
今どきそんな風に思てる人はおらんやろけどな(笑)
テーマ : ひとりごとのようなもの - ジャンル : 日記
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